これからも、長く働きたくなる会社へ
従業員が長く働きたくなる会社には、言うまでもなく、納得のいく給与の存在は否めません。物価上昇に見合った世間相場以上の給与が支払われなければ、長く選ばれ続けることは難しいと感じます。かといって、金銭や昇給などの外的報酬だけでなく、自己成長ややりがいなどの内的報酬に価値を感じやすい日本人は、給与さえが高ければそれで良いのかというと、そうでもありません。
仕事を通じてスキルを高めたい人、のんびり働きたい人、とにかく沢山稼ぎたい人、プライベートを重視したい人、和気あいあいとした人間関係で働きたい人、人の目を気にせず黙々と働きたい人・・・理想とする働き方は多様化しており、本当に様々です。
働きやすい職場とはなにか
「働きやすい職場」といっても、企業を経営する上で、綺麗事ばかりにはいきません。度重なる法改正や従業員の多様化するニーズに「どこまで対応すべきなのか」と頭を悩ませる経営者や人事労務担当者も多いのではないでしょうか。従業員への「手厚い待遇」にはお金も労力もかかります。効果がどれほどなのか、判断が難しくもあります。
一方、何らかの対応を打ち出さないと事業継続ができないような業種も沢山ある、これも事実です。
とはいえ、だからこそ、長く働ける一つの要素として仕事と家庭の両立支援はとても重要なテーマになってきています。
当事務所は「仕事と家庭の両立支援」に強みをもつ社労士事務所です。
当事務所が考える両立支援とは、子どもがいる人もそうでない人も、仕事と仕事以外の生活を大切にできる職場づくりです。人事労務の専門家として、方針決定や制度設計だけでなく、実務面においての法改正対応や社内ルールの見直し、現場対応に関するアドバイス、従業員面談など、トータルで両立支援のサポートをさせていただきます。
何か抜本的な対策を検討している企業様も、そうではないが少なくとも今より働きやすい職場環境づくりが必要だとお感じの企業様も、お気軽にご相談ください。従業員が「少しでも長く働いていたい」「この会社で頑張りたい」そう感じてもらえるような会社づくりのお手伝いをさせていただきます。
社会保険労務士 南里有紀

京都府出身。同志社大学法学部を卒業後、コンサルティング会社(東証スタンダード上場)で企業の管理部門支援に携わり、人事労務の現場を経験。その後、金融関連会社(東証プライム上場)で営業職を経て、自分の知識や経験を社会に還元し、仕事もプライベートも諦めずに長く楽しく働ける環境をつくりたいとの思いから社労士の道へ。社労士事務所勤務を経て2020年7月に独立。二度の妊娠・出産を経て、現在2児の母。2020年7月開業。妊娠・出産を経験し、現在、2児の母。
・京都府社会保険労務士会所属 (会員番号) 第262106号
・茨木商工会議所 専門相談員受嘱
両立支援に携わるまでの経緯
人との出会いにワクワクした学生時代

新しい出会いや価値観に触れた時のワクワク感が止まらなかった高校時代、アメリカへの留学を経験。しかし、得意のはずだった英語も十分ではなく、深い会話になると尻込みしがちに…。何故か言語だけでなく自分自身にも自信が持てない。どうにか自身の考えや経験を伝えたり相手のことを知っていく過程の中で、人間関係が少しずつ深まっていく感覚とその喜びは今でも大切な財産となっています。
「新しい世界の扉を開き、そこで生まれる化学反応を見たい!」その欲求はますます強くなり、大学時代は留学支援のボランティア、バックパック旅行、居酒屋バイトなどなど…「楽しそう!」と思うことはとにかくやってみる学生生活を送りました。
“昭和型モーレツ労働” 楽しかったのは「成長している感」と「人間関係」
新卒の会社では「他社で3年で学ぶことを1年でマスターする」という教育方針に惹かれ、会計・人材部門のコンサルティングサービスの営業職として働き始めます。営業目標を達成するため、朝から終電まで、さらに休み関係なくモーレツに働く日々…。しかし、ハードワークや数値目標へのプレッシャーがそこまで苦にならなかったのは、目標を達成した時の充実感や「チーム目標を一緒に達成したい」と思わせてくれた上司や良好な人間関係が作るチームの一体感でした。長時間労働が当たり前、定時時間を意識して働いたことは一度もなく、定時時間すら知らずに働き続けました。(今では考えられない…汗)
ワークライフバランスを求めて転職
楽しく充実した日々を過ごす一方、この働き方について「あと数年なら続けられそうだけど、結婚や出産・育児など新たなライフステージに入ったら無理だな」と感じていました。将来も引き続き営業職を続けたかった私は、仕事もプライベートも大切にできる環境で働きたいと考えていました。考え抜いた末、金融サービス会社へ転職。転職後は、仕事帰りのプライベートの時間も仕事も順調で、ワークライフバランス(個人的に)120%達成することができました。提供する金融サービスは、世の中の需要も多く、文字通り飛ぶように売れました。しかし、今度は「自分だからこそ提供できる価値は何だろうか」と悩むようになります。。。

社労士資格を活かせる仕事をする
そんな中で、前職での経験から「仕事もプライベートも諦めないで長く楽しく働くことができる労働環境を作りたい」といった思いがふつふつとわき上がり、29歳のとき、「社会保険労務士」の資格取得の勉強を開始しました。名古屋への転勤を経験しながら、31歳のとき、猛勉強の末、2回目の試験で合格。その後、税理士事務所、社労士事務所で勤務をスタート。業種、職種、職場の規模や年齢層など新しいことづくめの環境で、沢山のことを勉強させていただきました。基本的な業務が一通り対応できるようになってきた頃、当初は全く開業するつもりもなかったのに、いつしか自分の事務所を持ちたいと思うようになり、意を決して開業。
結婚、妊娠、出産を経験の中で、思い通りに仕事できないを思い知る

34歳の時、コロナ禍で社労士事務所を開業。当初は社会保険の手続き代行から給与計算、助成金まで、お客様の個々のニーズに応じて、幅広く取り扱っていました。しかし、結婚、妊娠、出産を経る中で、それまでのように好きなだけ仕事に時間を費やせなくなり、生活が一変します。毎日家事・育児時間で多くの時間が拘束され、急な体調不良などの際は、夫婦共々仕事量や睡眠時間を調整して対応せざるを得ない。仕事では周囲への申し訳なさや100%の成果が残せていないことへの葛藤の連続。家庭では夫婦どちらかに多くの負担が強いられ、時間や気持ちの余裕のなさからちょっとしたことで夫婦喧嘩が始まる日々…
「働きにくさ」を実感する中で
働きながら育児をすることへの大変さを初めて実感するとともに、社労士として、知識として知っている法律や制度は浸透しておらず、法律で決められた制度が円滑に活用できる組織風土がないと肌で感じます。そして世の中の子育て世代の多くの方が様々な悩みやストレスを抱え、ときには仕事・育児のどちらかを諦めざるをえなかったり、さらには第2子・第3子を諦めたりしている現状を知るようになります。
「異次元の少子化対策」と称し、政府は両立支援の分野で、様々な政策を推し進めているにも関わらず、一部の大企業を除いて実態はさほど進んでいません。それもそのはず、当事務所の関与先企業を含め、大多数の企業にとって従業員の家庭生活を応援したいと考えていても、人手不足などが妨げとなり、負担の大きすぎる両立支援策を積極的に進めることは困難なことだからです。
しかし、この重要なテーマである両立支援の分野に取り組む社労士は、非常に少ないのが現実です。
それなら「もっと私にできることがあるのではないか」と思うようになり、気づけば多くの企業事例などを研究していました。
規模、業界、業歴、風土、そして人の思いは本当に千差万別です。だからこそ、個々の課題や思いに真摯に向き合い、企業とそこで働く従業員にとって円滑な職場環境づくりにつながる「両立支援」をサポートさせていただきます。
みなさまへお約束すること
- お問い合わせには24時間以内に対応します!(お時間をいただく場合はその旨ご連絡します)
- 法律論やべき論だけでなく、会社とそこで働く人に寄り添い、組織が進むべき方向を一緒に考えます。
- 難しい専門用語や難解な制度をお客様の理解度に合わせ、噛み砕いてご説明します。
- 代表自らが対応します。気軽に相談いただける社会保険労務士を目指し、笑顔で誠実な対応を心がけます。
お問い合わせ
ご相談やご質問はこちらからお気軽にお問い合わせください。
内容確認後、原則24時間以内に折り返しご連絡いたします。
※休日などを挟む場合は時間がかかる場合がございます。
